アスベストの検査は対象をよく確認して

アスベストをできる限り出さないようにすること、また、工事前に有無を確認してあった場合は専門の除去方法を利用して除去することがアスベスト法で定められていることです。守られない場合は懲役や罰金などもあるため、慎重に対応しなければなりません。建築物の解体・改修工事をするときには必ず事前に検査を依頼することで、正確に有無を確認して安全な工事をすることができます。特に専門業者へ依頼するときには、図面と目視だけではなく、さらに建材の採集・分析などもしているため、確実に有無を確認できるのがメリットです。

2022年以降、建築業者の間では2023年からの検査義務化に伴い、できる限り解体・改修工事をするときには専門業者を入れて確認をしているところが圧倒的に多いといいます。健康被害を増やさないためではなく、スムーズに工事をする上で必要だと判断したからです。なお、一部の建築物及び工作物は対象外となっていることも理解しておくことが重要といえます。特に工作物の定義をきちんと理解していないと、不要な時に専門業者に検査を依頼してしまうことにつながるため、注意が必要です。

建物以外の建築物で屋根や柱がなく、土地に接着させて設置した人工物のことを工作物と呼びます。工作物の定義は意外と広く、道路や鉄道、門扉・門、トンネルなど多岐にわたることから、アスベスト対策をする上で大切なポイントを正確に把握することが、工事関係者にとって必要です。

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