アスベストの分析は調査報告に必要

建築物の解体工事に調査報告が必要になったアスベストは、分析をしてその結果をまとめることが不可欠です。アスベストの分析調査が行えるのは有資格者のみなので企業の場合、資格を持つ社員が以内場合は、資格を持つ人がいる会社に委託する必要があります。アスベストの分析には大きく分けると1法と2法があって、1法は実体顕微鏡を使い有無の判断を行い、偏光分散顕微鏡で種類を見分けるやり方です。顕微鏡を使うとはいえ目視による確認なので、人によって精度が変わりますし、見分けられる技量を持つ人に任せることが重要です。

一方の2法はX線回折装置で有無と種類の判定を行い、相差分散顕微鏡でもう一度種類の判定をする方法です。アスベストの分析は分散顕微鏡を使うのが基本で、分散顕微鏡の使いこなしが精度、結果を左右するともいえます。アスベスト分析1法と2法の選択は、結果を急ぐ場合は前者の1法ですが、確かな技術を持つ経験豊富な熟練の有資格者に依頼するのが前提です。精度を重視する場合は2法が有利ですが、高価な設備がないと不可能なので、委託するとなると選択肢が限られてきます。

時間が掛かるという特徴もあって、デメリットを考慮してどちらの方法を選ぶか検討することにもなりますが、特徴の違いは明らかなので比較すれば選ぶことができます。ちなみに理想的なのは1法と2法の組み合わせで、時間とコストは掛かりますが精度は高く、ミスも起こりにくいのでベストな選択です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です