アスベストの検査が必要な理由

アスベストは、ふわふわとした軽い綿のような物質です。白い色をしています。その見た目から、石綿と呼ばれることもあります。非常に軽量で、吸音性や遮音性や断熱性に優れた性質を持っているのが特徴です。

このような特性があることから、ビルや住宅などいった建物の断熱材などに用いられてきました。昭和の時代には、学校の実験教材用として使われることもありました。中高年以上の世代の方の中には、子供時代にアスベストをみたことがあるという方もいるのではないでしょうか。しかしながら、このアスベストには有害物質が含まれているのです。

うっかりと粉塵を吸い込んでしまうと、肺に大きなダメージを受けてしまうといわれており、現在は使用が禁止されています。あとから影響が出てくることもあるため、十分な注意が必要です。ただし、昭和時代に建てられた古い建築物の中には、このアスベストが残されている可能性があるのです。そのまま建物を解体したり、リノベーション工事などを行ってしまうと、作業員が被害を被ってしまうリスクが高まります。

建物で過ごす人たちにとっても影響が出る恐れがあるため、事前に検査を行う必要があるのです。アスベストの検査は専門性が問われるため、素人では基本的に対応するのは不可能です。専門の検査会社へ依頼して調査をお任せした方がよいでしょう。検査を頼む際には費用がかかりますので、事前に詳細な見積もりをもらっておくことをおすすめします。

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