アスベストの検査に関する法律について

2009年にアスベストの製造・使用が全面的に禁止になりました。適切な処置がされていないという事例が発生し、2020年に7月に法律が改正されました。改正後には、建築物の解体や改修やリフォーム時には専門家による目視の検査が義務です。この調査には厚生労働大臣の定める講習の受講が必要です。

2021年の4月からはアスベストを除去する工事の14日前までに、労働基準監督署に届け出ることが義務になりました。2022年4月からは、一定規模以上の建築物の解体・改修工事には、事前調査の結果を電子システムで届け出ることが必要になりました。吹付石綿や石綿含有保温建材の除去工事が終わり、作業場の隔離を解く前に、資格者がアスベスト等の除去のし忘れがないか、検査が必要です。アスベストを含む板を破砕する場合や除去する場合には、作業場を隔離し、原則破砕や切断を行わない方法で行うことが必要です。

また実施状況は写真を撮って、その保存が三年間必要になります。アスベストの除去を行う場合にはさまざまな場面で検査が必要です。専門家が行う検査には種類がありますが、熟練の技術のある専門家が顕微鏡による目視で測定を行う場合や高価なX線解析装置を用いた方法をそれぞれ組み合わせる測定が必要です。目視には、石綿を見極める技術が必要になります。

きちんとした有資格者による測定を依頼しないと思わぬトラブルが発生します。除去作業も含めて、専門家の力をかりましょう。

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