アスベストの検査が必要な理由

アスベストによる健康被害が日本で公になったのは、2000年代に入ってからです。それまで、日本の建築物の多くは耐熱性に優れている石綿を断熱材に使用していました。施工に携わった作業員が肺がんになるなどして、徐々に健康被害についての研究がはじまりアスベストは人体に有害であり、発がん性物質であることも発表されました。現在では、アスベストの製造や使用も全面的に禁止です。

しかし、アスベストが使用された可能性のある建物の解体は2040年までピークを迎えると言われています。耐久性に問題のある古い建物を壊す際にも、アスベストによる被害を抑えようと解体現場は工事関係者以外立ち入り禁止にされ、作業員は防塵マスクなどを使用しています。しかし、古い建物全てに石綿が使われているとは限りません。自分の働いている場所、住んでいる場所で使われているのかどうか調べる必要があります。

検査は、専門の調査会社にお願いしましょう。建物を作っている建材や、その周辺の空気中にどの程度汚染されているか数値化してもらえます。中には、郵送で検査が可能な調査会社もありますのでどのような検査がベストか選ぶことができます。郵送で届けられる検査キットは、マニュアルに沿って検体を採取し、調査会社に郵送するだけで報告書が届く仕組みです。

検査料金などは、サービス内容によって異なりますので予算や、日程の都合に合わせてベストな選択をされることをお勧めします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です